■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
邪馬台国の歩き方(女王之所都=伊都國)3
- 381 :日本@名無史さん:2022/11/29(火) 16:16:51.90 ID:d1IZh6CDl
- >>379
弥生時代の国の元首は、部族シャーマンが務めたでしょうね。
一方、世俗的な首長は、そうした宗教的権威を持たない集落のリーダーだったのではないでしょうか。
こうした考えに立ちますと、部族シャーマンの宗教的権威を表す具体的な呪具としては、ゴホウラ貝腕輪がそれであったように思われます。
安徳台遺跡では、甕棺に葬られていた男性はゴホウラ貝腕輪を43個も腕につけていましたし、隅・西小田遺跡では41個と多数のゴホウラ貝腕輪が出土しています。
このゴホウラ貝腕輪をつけた人物は、そうした国の元首を務めた部族シャーマンだったと思われますね。
そこで、吉武高木遺跡の出土物をみてみますと、このゴホウラ貝腕輪がみつからないのです。
そうしますと、吉武高木遺跡の有力者は世俗的首長であったことが考えられます。
つまり、近隣の集落をまとめた広域の国のシャーマン元首ではなく、吉武高木集落一個のの首長だったのではないでしょうか。
そうなりますと、対外的に国を代表する王は元首でしょうから、吉武高木遺跡の有力者は国を代表する元首ではなかったことことが想像されます。
埋葬に際して副葬される品々の量や質は、シャーマン元首のそれより集落首長のほうが豊かだったことはあり得ることです。
しかし、その両者を分ける目印は、ゴホウラ貝腕輪の有る無しではないかと思いますが、いかがでしょうか。
総レス数 719
533 KB
新着レスの表示
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
read.cgi ver.24052200