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邪馬台国の歩き方(女王之所都=伊都國)3
- 450 :日本@名無史さん:2022/12/19(月) 21:47:16.85 ID:FsaON+ts6
- >>425
ク二の政治的連携を示すアイテムとして用いられたのが、元首であるシャーマンが身に付けた宗教的威信財のゴホウラ貝腕輪だったとするのがよいでしょう。
そして、ク二の元首のシャーマンは、それぞれその国力にみあった複数のゴホウラ貝腕輪を保持したのでしょう。
そのような複数のゴホウラ貝腕輪を保持した大シャーマンが一度現れますと、そのク二はそれにみあった格付けがなされて、
それ以降は次の何代にもわたってそれぞれ大シャーマンが新たにゴホウラ貝腕輪を装着しなければならない必要がなくなったのではないでしょうか。
ゴホウラ貝腕輪の多数装着例が一時期に偏っている理由にはそうした格付けの成立があるとし、それ以後はみなし格付けだけで済んだのかも知れません。
いずれにしましても、そのゴホウラ貝腕輪の配布元は那の津を抱えたク二だったことは明らかですし、そのク二から配布してもらわなければゴホウラ貝腕輪は入手できなかったということでしょう。
ク二が成立しなかった三雲などの怡土平地ではシャーマンの威信財としてはゴホウラ貝腕輪が配布されず、そのため別の腕輪を自ら調達する必要があったのでしょう。
それが銅腕輪やガラス腕輪だったということでしょうね。
ですので、怡土とは遠隔地の丹後でガラス腕輪が出土しますが、それぞれの集落が独自に入手して宗教的威信財としたものだということになります。
怡土と丹後の間に政治的連携があった可能性は、非常に低いと思われます。
ゴホウラ貝腕輪については、いろいろ勉強になりました。
ありがとうございます。
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